また、なんか来た
2005年 10月 12日
可愛がっている後輩どもが、楽しそうに何かを見ている。好奇心がうずいた。
「え!なになに、僕にも見せて!」
しかし、みんなの注目を集めているそいつを見ることはなかった。
アパートのチャイムが鳴ったからだ。
「国勢調査員か?いや、でも調査は10日に終わっているハズだ。てかもう調査票出したし。」
布団の中であれこれ考えているうちに、チャイムを鳴らした何者かはポストに紙を入れて去った。
結果的に居留守になってしまった。
でも、このスーパーサイヤ人的ねぐせと、散らかった玄関では出迎えることはできない。
すまない、かの人。
かの人が去った後、ポストから紙を引きぬく。
この時、近所の人に見られてはいけない。なぜなら僕は今、スーパーサイヤ人だからだ。
どうも郵便配達の不在表だ。だれからだろう...
K社からのBL@CKMAILならぬ、BL@CK小包だーーー!!!
僕の血が一気に凍りつく。
以前、小島秀夫監督にいろいろサプライズを行った「ホーミングコブラ作戦」のお礼にお手紙を貰ったことがある。
しかし、今回は生ものでもチルドでもない小包...今頃、中元なんてありえない。
サクマ・リョウ、今度こそヤバイです。僕に何かあった時は、誰かが跡を次いでください!
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僕がK社からのメールや手紙にいちいち怯えるのには理由がある。
以前、巷では著名なパロディ「MAD GEAR SOLID」という動画があった。
作中のセリフを巧みに繋ぎあわせ、本来のストーリーから下ネタな物語をつくり上げた。
法律的に問題があるというのは十分承知だが、これがなかなかの出来で評判はよかった。
しかし、好評のうちに動画はネット上から消えた。
K社からの著作権侵害に関する警告メールが届いたことがきっかけだ。
他にも某有名ゲーム情報サイトが公式画像を無断で転載し、WEB広告で収入を得ていた。
記憶はあやふやだが、たしか複数のベンダーからの通報で管理人は逮捕されたと思う。
ほんの2、3年前の出来事だ。
これらのことを踏まえると、ベンダーはユーザーに抗議をする時に個人宛てで連絡を取る。
そういった恐怖感を、知らず知らずのうちに埋め込まれていたのかも知れない。
でも、小島秀夫監督は違った。
愛車のマーチを駆って郵便局でブツを引き取った。
思いのほか大きい。そして重い。
郵便局の伝票を見ると、以前贈られてきた手紙はK社のお客様センターからだった。
しかし、消印は六本木ヒルズ郵便局。今回は小島プロダクションから直だ。
マーチを駐車場に収め、改めて袋を見る。
コナミの紙袋をメンディングテープでしっかりと補強してあった。
品目は...ふむ、そうか。にしちゃあ、少し量が多すぎるかも。
たまらず車内で開封した。驚いた。さらに社用封筒がいくつも入っている。
僕には訳がわからなかった。
ブログの問題箇所にアカ(修正)が入っている書類が入っていると考えたからだ。
どうも事情は異なるらしい。では一体なんだ?
ふと、サイズの異なる封筒が目に入った。
一瞬、恐くてためらったが、恐る恐るあけてみる。
.........................................。
手紙を閉じてもう一度封筒に戻す。
「...おいおい、マイケル・ジョ-ダン?」
あまりの驚きと予想外のことに、脳内でものすごいオヤジギャグを思いついてしまった。
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僕は純粋に小島秀夫の、そして小島組のファンでありたいと思っています。
このブログが非営利なのは、「決して見返りを求めているわけではない」という決意です。
そして、この堕ブログに毎日足を運んでくださっている人にも、心から純粋に小島組を応援してもらいたいと考えています。
そういったことを総合的に考えて、「中身がなんであったのか」ということはここでは公表しないことに決めました。
真実は然るべき方法で、然るべき方に確実に伝えます。
それが監督から与えられた僕のミッションだと考えています。
コジコジは僕の思っている以上に、でっかい人間だな!
これだから小島組ファンは止められん。
by lex010 | 2005-10-12 10:54